赤 桜立涌に鸚鵡の丸

柄の解説

立湧は、蒸気が湧いて立ち昇ってゆく様子を二本の曲線で表現した文様です。公家の装束や調度などに用いられた有職文様です。格調高く縁起の良い吉祥文様としても親しまれています。
白糸の部分、鸚鵡はかつて日本にはいない鳥でしたが、交易によって鸚鵡文がもたらされ、格の高い有職文様へと変化してゆきました。

この織り方は、「二陪(ふたえ)」織物といい、
立涌の地文様を織り出した織物の上に、「上紋(うわもん)」と称して丸文や花鳥文などを地とは別の色糸で浮織をして二重に文様を織り出したたいへん豪華な織物です。




織り方の特徴

立涌に桜をあしらった地模様に、 鸚鵡を丸くデザインした紋を白で表現しています。
横糸を膨らせた織り方で、立体感があります。

スクロールできます
品 番210047
色 目

株式会社 誉勘商店
〒604-0011
京都市中京区室町通二条上ル冷泉町53
電話番号:075-241-0168
FAX 番号:075-252-3595
営業時間: 午前9時~午後5時
定休日: 土・日曜日・祝祭日

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