悠久の時を刻みながら受け継がれる伝統美
経糸と横糸は、目に映らないものも織物へ紡ぎ出す。
職人の魂が宿る古典文化を肌で感じてほしい。
二百七十年前から続き、今もそしてこれからも。
誉田屋 誉勘 十三代・松井幸生
京都に息づく「しょく あきない」の心
「布(きれ)一寸とも我が旦那なり――」
誉勘商店が守り続ける家訓、抱き続ける信念とは?
京都に古くからある「しょく あきない」という言葉。漢字では「職商い」と書きます。
これは「ただ仕入れたものを売る」ということではなく、「一生懸命作ったものを商う」ということを意味します。ただ作るだけとも、ただ売るだけとも違います。「魂を込めて作ること」「愛を込めて売ること」このふたつがあって「しょく あきない」という言葉が完全なものになるのです。
誉勘商店は江戸時代に誉田屋勘兵衛が創業した問屋です。
「布(きれ)一寸とも我が旦那なり」という家訓を守り続けてきました。その言葉には「わずかな布を買う人も、たくさんの布を買う人も、同じお客様である。両者とも心から大切にすべき」という意味が込められています。
私どもは京都の地で、京都にこだわった商いを長年続けてきました。特に金襴はけっして他店では得られないという自信と誇りがあります。問屋は商品を仕入れて売るだけではありません。お客様が求めるものの調和を図り、注文してあつらえる演出役でもあるのです。そのために、私どもは常に織物を見極める目を養い続けています。この努力を怠らないことが、私どもの使命です。
当代略歴
誉田屋本家筋 (株)矢代仁勤務
京都伝統産業青年会 出向
京人形青年会 会長 (任期:1年間)
伝統産業青年会 会長 (任期:2年間)
通産省臨時審議委員 就任
伝統的工芸品産業の啓蒙における奨励賞を経済産業大臣から受ける
真の金襴はとこしえに時代を生き続ける
私どもがこれまでに手がけてきた金襴は数多くあります。
各宗派の寺院に納められたもの、伝統的な人形の衣装にあつらえられたものなど様々です。
しかしいずれも、永い年月に渡り大切に扱われるお品として認められています。
誉勘商店はこれからも伝統を守り、これまでにない業界への挑戦も試みてまいります。
日本だけではなく世界へ向けて、絹織物の可能性と素晴らしさをお届けすることを望みます。
厳選された素材であつらえた私どもの金襴は、この先も永く生き続けることでしょう。
その価値をお客様に感じていただくことに、誉勘商店は全力を尽くすことをお約束します。
企業概要
会社名 | 株式会社 誉勘商店 |
所在地 | 〒604-0011 京都市中京区室町通二条上ル冷泉町53 |
電 話 | 075-241-0168 |
代 表 | 松井 幸生 ( 誉田屋 誉勘商店 十三代目 ) |
創 業 | 1751年 宝暦年間(1751~64)の創業 |
URL | https://kondaya.jp/ |
info@kondaya.jp | |
事業内容 | 伝統の柄からオリジナルな製品に至る、装束、袈裟、人形裂地、 寺社で用いる宗教金襴などの金襴絹織物製品の製造卸 |
株式会社 誉勘商店(こんかんしょうてん)
〒604-0011
京都市中京区室町通二条上ル冷泉町53
電話番号:075-241-0168
FAX 番号:075-252-3595
営業時間: 午前9時~午後5時
定休日: 土・日曜日・祝祭日